サラヴァでピッサユーの復活を見てきました。



女装の私が(男装で)、サラヴァでピッサユーの復活を見てきました。





渋谷BUNKAMURAのすぐそばに新しくできたSARAVAHのオープニングイベントで、真珠子さん櫻田宗久さんあや野ちゃんのユニット、ピッサユーが復活するということで見てきました。いつもは女装なのですが、当日は木曜日平日なので仕事帰り(!)、男装で向かいました。新しい空間は、それだけでワクワクする。これからどんな経験を刻んでいくんだろう、この白い壁は。カウンターは男と女の駆け引き仕事の駆け引き笑い声泣き声怒声を酒と共にしみこませるんだろう。ピカピカのドアノブは人を引き入れ人を送り出す。そして、あの日は、狂った女子の極みを刻んだのでした。





演者は、てんぬい(真珠子さん・あや野ちゃん)、ぴっさゆー(真珠子さん・櫻田宗久さん・あや野ちゃん)、花どすえ(ソワレさん・櫻田宗久さん)、宍戸留美さん(とギターの人・)、てんぬいガールズ(光ファイバーちゃんこと都和子ちゃん・ヴィンセントちゃん・杉本ちゃん)。全て狂可愛い。





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ノイズ・ピアノ・ドラム・リコーダー・子供の泣き声のような歌声。なぜか気になる「ピッサユー」というフレーズ。プロの赤ちゃん真珠子さんのステージは目が離せません。花どすえでは、ソワレさんがしゃべらないキャラ。宍戸留美さんの歌声は体を内側からくすぐるようなずるい優しさ。そしててんぬいでは、今まで人形に着せて見せていた真珠子さんデザインの服がついに生身に纏われダンスショー。フラメンコ、バレー(のようなもの)、創作ダンス。一つ一つがてんぬいの曲とあいまって見たことの無い少女的妖艶さ。





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男装でよかった。パラボリカでの真珠子さんの個展で、私の少女が引きずり回された経験を思い出しました。もちろん、サラヴァでも充分ひっぱり出されて蹂躙されて、帰ってきた時にはピカピカの少女が私の中に入っていきましたが。





まだうまく説明できません。少女というものは何なのか自分でうまく伝えることができないのです。10歳から女装を始めた私は、少女と青年を同時に過ごしています。純粋な少女性の経験が無い。あの時ただ漠然と曇りガラスの向こうで大切にしてきた白い服着た短い髪の毛の赤い口紅をひいた女の子が本当に、私の少女だったのか。しっかと少女を手にとって眺める事ができたなら、その時は、サラヴァでの経験がまた違った色合いで私の目に映るんでしょう。ああ、楽しみで仕方ない。





閑話休題。サラヴァはほんとに魅惑的でした。まず店長が男前。バッジのたくさんついたベストがオシャレ。キリリとした色の濃いちょうど良い太さの眉毛。帰り際の握手が忘れらんない。そして、宍戸留美さんとユニットを組んでいたギタリストの方がもう、はんぱなく男前。手足が長いのと顔が小さいのと色気があるのと乱暴なのと。ほんとに癒されました。





これで記事をしめたら、本題は男前を見に行ったことなのか、って思われそうですが。まあ、そんな感じです。少女回帰し、自分の欲望に正直に物事を見ることができた。キャッキャウフフできた。そんなスイッチなかなか無いじゃないですか。人それぞれ欲望スイッチあると思いますが、より純粋な形で、多くの人のスイッチを「カチリ」と入れることができるイベントでした。





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