HASEさんという絵描きさんについて書きました。



女装の私がHASEさんという絵描きさんについて書きました。





色々なタイミングでHASEさんの絵を見て、立ち戻ったり気づかされたり癒されたり、つまり私は強い影響を受けています。何もないミニマルなキャンパスに線が生き物のように引かれ、カタチになり。そのカタチは人の姿をする。いわゆる完成された写実的な絵ではなく、おそらく人の服を剥いで皮膚を取り除き肉を捨て去り骨を抜き血を流し内臓を丁寧にしまいこんでしまったその向こうにある「人」を描いているんじゃなかろうか。「見る」ではなく「見せつけられている」という表現がしっくりくる。





こう書けばとても攻撃的な絵なのじゃないか、と思われるかもしれないが、実はそんな事はありません。ミニマルな「人」の像は「人」からにじみ出る「感情」や「行動」を際立たせています。HASEさんの作品には「感情」や「行動」がとてつもなく美しい色とカタチで表現されています。表現されているというか、そこにあります。その色や形を見た瞬間に、自分がどうしようもなく守ろうとしている「人」といおう固体のくだらなさと、それでもそこから「しか」発信されない「感情」や「行動」の素晴らしさに立ち返ることができる。つまり私は強い影響を受けているのです。





日本に帰ってこられた時には、かならず個展を見させていただきたいですし、ロンドンに行く機会があればぜひ作品を見に行きたい。ご本人はイギリスにいらっしゃるので、作品を見る機会が減りましたが、何作品もWebで見させていただいている中で、私なりに感じた事です。





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